近年、日本代表で注目を集めている若きバスケットボール選手、ジェイコブス晶選手。
その実力はもちろん、ハーフというルーツや父親の存在、中学・高校時代の経歴、さらには流暢な日本語など、気になるポイントがたくさんありますよね!
「どんな環境で育ってきたの?」「どこの学校に通っていたの?」「どうやって日本代表に選ばれたの?」
そんな疑問を持つ方のために、今回はジェイコブス晶選手のこれまでの歩みをまとめてみました。
この記事を読めば、彼の魅力がもっと深くわかるはず!ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
ジェイコブス晶の父は?ハーフなの?
父親と母親
ジェイコブス晶選手の父親はアメリカ人で、詳細な情報は多くありませんが、アメリカでの生活を支えていた存在だと考えられます。
一方、母親は日本人で、大のバスケットボール好き。
ジェイコブス晶選手がバスケットボールを始めたのも、母親の影響が大きかったそうです。
母親は晶選手の練習にも付き添い、常に応援し続けてきたとのこと。
日米の文化の中で育ちながらも、母親の日本的な価値観や支えが、彼の人格形成に大きな影響を与えたことがうかがえます。
ハーフとして感じたこと・受けた影響
ハーフとしてアメリカで育ったジェイコブス晶選手は、早くからその身体能力の高さや運動センスを周囲に認められていました。
「自分はアメリカ人でもあり、日本人でもある」――そんな複雑なアイデンティティを抱えながらも、
ジェイコブス晶選手はそれを強みに変え、今では日本語も流暢に話せるハーフ選手として、日本代表の一員に選ばれるまでに成長しました。
彼の存在は、ハーフの子どもたちにとっても大きな希望となっています。
日本語が上手い理由
ジェイコブス晶選手は、生後まもなくアメリカに渡って育ったものの、日本語がとても流暢で、インタビューやSNSでも自然な日本語を使いこなしています。
その理由の一つは、日本人の母親の存在です。
家庭内では日本語でのコミュニケーションが日常的に行われていたとされており、小さいころから日本語に触れる環境が整っていたことが大きな要因と言えるでしょう。
また、2020年に日本へ帰国後は、祖母の住む神奈川県横浜市で生活し、Bリーグの横浜ビー・コルセアーズに所属しながら、東京渋谷にある通信制サポート校に通学するなど、日本での生活を通じてさらに語学力を伸ばしていきました。
特に、日本のメディア対応やチームメイトとのやり取りでも、通訳を介さずに自分の言葉でコミュニケーションをとる姿勢は高く評価されています。
そのバイリンガル能力は、国際舞台で日本代表として戦う際にも、大きなアドバンテージとなることでしょう。
ジェイコブス晶の中学・高校時代
ジェイコブス晶の生い立ち
ジェイコブス晶選手は、神奈川県横須賀市で生まれました。
生後まもなく家庭の事情でアメリカへ渡り、以降はアメリカで生活を送ります。
母親は大のバスケットボール好きで、その影響を受けて、ジェイコブス晶選手も4歳ごろからバスケットボールを始めました。
小学校・中学校時代はユースチームに所属していたようですが、当時の詳細な所属チームなどは明らかになっていません。
それでも、幼いころから競技に親しみ、アメリカという競争の激しい環境の中で経験を積んだことが、彼のバスケ人生の土台となっています。
高校時代
ジェイコブス晶選手は、南カリフォルニアにある「レドンドユニオン高校」および「ダイマリー高校」でプレーしていました。
順調にキャリアを積んでいた彼ですが、新型コロナウイルスの影響による高校のロックダウンにより、思うようにプレーができなくなる事態に直面します。
「もっとバスケができる環境に身を置きたい」その強い思いから、2020年12月、日本に帰国。
祖母の住む神奈川県横浜市戸塚区南舞岡に拠点を移しながら、東京・渋谷にある米ワシントン州の私立高校の通信制サポート校に在籍します。
同時に、Bリーグの横浜ビー・コルセアーズU18ユースチームのトライアウトを受け、見事合格。
2021年1月にU18チームへ加入し、本格的に日本でのバスケットボールキャリアをスタートさせました。
その後の活躍も目覚ましく、2021年8月にはトップチームのトレーニングキャンプに参加。
さらに、9月には特別指定選手としてトップチームとの契約を締結。
登録名は「ジェイコブス晶」となり、B1リーグ史上最年少(17歳5ヶ月11日)での入団を果たします。
そして、2021年11月13日の宇都宮ブレックス戦でトップチーム初出場。
このときの年齢は17歳7ヶ月0日で、当時のB1リーグ最年少出場記録(それまでの記録はハーパー・ジャン・ジュニア選手)を更新する快挙となりました。
まさに、逆境をチャンスに変えた高校時代。
ジェイコブス晶選手の行動力と決断力が、彼の飛躍を大きく後押ししたのです。
ジェイコブス晶の日本代表入りまでの成績
世代別代表・国際大会への挑戦
ジェイコブス晶選手は、U16やU18、U19といった世代別の日本代表合宿や国際大会に参加しており、若いころから日本バスケットボール協会の強化指定選手として育成されてきました。
2022年には横浜ビー・コルセアーズU18チームの一員として出場したB.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2022代替大会で優勝。
ジェイコブス晶は大会MIPに選出されました!
世界と戦えるフィジカルとスキル、そして日英バイリンガルとしてのコミュニケーション能力が高く評価されており、指導陣からの信頼も厚い選手のひとりです。
2024年には、パリオリンピックのバスケットボール男子日本代表選手に選出されました。
20歳3カ月で、メンバーの中で最年少として選出となり、活躍しました!
現在の活動
現在、ジェイコブス晶選手はアメリカのハワイ大学に進学し、NCAA(全米大学体育協会)男子バスケットボール部でプレーしています。
ハワイ大学はNCAAディビジョン1に所属する実力校で、ここでの経験は、彼にとって大きなステップアップとなっています。
異国の地でも堂々とプレーする姿は、日本での経験やハングリー精神があってこそ。
身体の強さに加えて、パスやシュート、戦術理解といった部分でも成長を見せており、今後さらにスキルアップしていくことが期待されます。
また、ハワイ大学での活躍を通じて、NBAや海外プロリーグへの道も視野に入れているとも言われており、日本バスケット界にとっても夢を与える存在となっています。
もちろん、日本代表としての活動にも意欲的で、大学と代表活動を両立しながら、世界の舞台で戦うための準備を着実に進めています。
プロフィール
名前(ふりがな):ジェイコブス 晶(じぇいこぶす あきら)
生年月日:2004年4月13日
年齢:21歳(2025年6月現在)
出身地:神奈川県横須賀市
国籍:日本
身長:206cm
体重:93kg
ポジション:シューティングガード/スモールフォワード
出身校(高校):レドンドユニオン高校、ダイマリー高校(アメリカ)
現在の所属:ハワイ大学(NCAAディビジョン1)
プロデビュー:2021年11月13日(B1リーグ・宇都宮戦にて)
Bリーグ最年少出場記録(当時):17歳7か月0日
家族構成:父親(アメリカ人)、母親(日本人)
使用言語:日本語・英語(バイリンガル)
まとめ
ジェイコブス晶選手は、神奈川県横須賀市で生まれ、幼いころにアメリカへ渡りながらも、母親の影響で4歳からバスケットボールを始めました。
高校時代は南カリフォルニアの強豪校でプレーし、新型コロナの影響で日本に帰国後は、横浜ビー・コルセアーズのU18ユースチームからトップチームに抜擢され、Bリーグ史上最年少記録を打ち立てるなど早くから注目を集めています。
さらに、世代別日本代表として国際大会に挑戦し、現在はアメリカ・ハワイ大学でNCAAの舞台に挑戦中。
持ち前の高い身体能力とバイリンガルの強みを活かし、今後の日本バスケット界を背負う期待の星として成長を続けています。
これからのジェイコブス晶選手の活躍から目が離せません。
若き才能が世界を舞台に羽ばたき、日本のバスケットボール界に新たな風を吹き込む日を、私たちも楽しみに応援していきましょう。
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