いま日本バスケットボール界で最も注目を集めている若手のひとり、川島悠翔(かわしま・ゆうと)選手。
2025年、ついに男子日本代表に名を連ねた20歳の逸材は、その実力とともに“ある噂”でも話題になっています。
それが、「ハーフなの?中国出身なの?」というもの。
実際には日本生まれで、福岡大学附属大濠高校を卒業後、アメリカのNCAA(大学リーグ)へ進学した、正真正銘の純日本人プレイヤーです。
この記事では、そんな川島悠翔選手のルーツや誤解されがちな情報の真実、そして小学校・中学校から大学までのバスケキャリアを徹底的にご紹介。
未来の日本代表を担う存在として、彼の軌跡と魅力に迫ります!
川島悠翔の中学や小学校は?
小学校は?ミニバスのチームは?
川島悠翔選手がバスケットボールを始めたのは、小学1年生のとき。
当時、実業団チームで活躍していた父・川島隆翔さんの背中を追い、「敷島流星ミニバスケットボールチーム」に入団しました。
当初はまだ体も小さく、バスケを楽しむところから始まりましたが、地道に努力を重ねて上達。
そして小学6年生になると、身長は166cmまで伸び、チーム内でも存在感を放つ存在に成長します。
この頃には、父親がチームのアシスタントコーチを務めるようになり、親子でバスケに取り組むかけがえのない時間を過ごしていました。
家族の支えを受けながら、バスケへの情熱を深めていった川島選手にとって、この小学校時代がその後の飛躍の大きな土台となりました。
中学はどこ? Jr.ウインターカップ準優勝の原点
川島悠翔選手は、群馬大学教育学部附属中学校の出身です。
この時期すでに高い注目を集めており、身長195cm・中学2年生にして両手ダンクを決める逸材として一躍有名になりました。
中学3年時には、クラブチームNLG INFINITY(伊勢崎)に所属し、「Jr.ウインターカップ2020-21」で準優勝という実績を残します。
この大会での活躍を機に、その名は全国に知れ渡り、日本中のバスケ関係者が川島選手に注目するようになりました。
高校はどこ? 強豪・福岡大学附属大濠高校へ
中学卒業後は、全国屈指のバスケ強豪校である福岡大学附属大濠高校へ進学。
高校1年時から主力として出場し、2021年のウインターカップでは優勝に貢献。
見事、大会のベストファイブにも選ばれました。
高校2年時にはエースとして挑んだ「ウインターカップ2022」で、惜しくも準々決勝敗退という悔しい結果に。
その悔しさをバネに、さらなる成長を誓った川島選手は、高校3年への進級を前に新たな道を選択します。
2023年3月、大濠高校を中退し、オーストラリアのNBAグローバル・アカデミーへ渡航。
ここから、世界への挑戦が本格的に始まります。
大学はどこ? シアトル大で世界基準のバスケを学ぶ
グローバル・アカデミーで研鑽を積んだ川島悠翔選手は、2024年9月からNCAAディビジョン1のシアトル大学へ進学。
奨学金を得て、将来のプロ入りを見据えた大きな一歩を踏み出しました。
シーズン開幕前には左眼窩底骨折という不運に見舞われ、試合出場は叶わず「レッドシャツ登録」としてリハビリと練習に専念。
しかしその間にも、英語力の向上やオフボールでの動き・スクリーンプレーなど、アメリカバスケの本質を学び、大きくレベルアップしました。
2025年には日本代表にも再び名を連ね、強化試合ではリバウンドでの貢献など、着実に実力を証明しています。
川島悠翔はハーフ?中国出身って本当?
ネット上では「ハーフなの?」「中国出身なの?」といった声も見られる川島悠翔選手ですが、これは完全な誤解です。
実際には、川島選手は日本生まれ・日本育ちの純日本人。
両親ともに日本人であり、家族も日本国内で生活されています。
なぜこのような誤解が広まったのか、そして実際のルーツについて詳しく見ていきましょう。
ハーフ・中国出身という誤解の理由は?
川島悠翔選手が「ハーフ」や「中国出身」と誤解される背景には、いくつかの要因があります。
まず、NBAグローバル・アカデミーでの活動や、オーストラリア、アメリカといった海外でのプレー歴が長いことが一因です。
特に10代から海外でプレーする選手は、日本人離れした体格や英語でのインタビューなども相まって、「帰国子女」や「ハーフでは?」と見られることが多い傾向にあります。
また、「中国出身では?」という誤解については、名前や見た目、また中国代表との国際試合や記事の文脈の中で誤解を招く記述が拡散されたことも原因として考えられます。
ですが、川島選手は明確に日本国籍を持つ日本人であり、中国や外国籍とのハーフではありません。
川島悠翔の家族構成は?妹もバスケの逸材!
川島悠翔選手は、父・母・妹の4人家族です。
- 父親:川島隆翔(りゅうと)さん
元社会人バスケットボール選手で、川島選手がバスケを始めるきっかけとなった存在です。現在も息子の成長を支える重要な存在として知られています。 - 母親:お名前は非公表
一般の方のため、詳細な情報は公表されていませんが、家族全体で川島選手を支えてきたことは間違いありません。 - 妹:川島才佳(さいか)さん
現在、女子バスケの強豪・桜花学園高校の2年生として活躍中。兄に負けない将来性を秘めた選手として注目されています。
川島兄妹はそろって全国レベルで活躍しており、バスケットボール一家と言っても過言ではありません。
川島悠翔が代表から落選?
代表合宿でのパフォーマンスと落選の背景
NBAグローバル・アカデミーでの活動を終えた川島悠翔選手は、2024年6月に帰国し、パリ五輪に向けた日本代表合宿に参加しました。
しかし、長期間の実戦からのブランクもあり、思うようなパフォーマンスが出せず、最終メンバーからは落選する形となりました。
その背景には、大学進学直前に負った左眼窩底骨折の影響があります。
このケガにより、NCAA(シアトル大学)でのシーズンは「レッドシャツ(登録はするが試合には出場しない)」として過ごすことを決断。
復帰後も試合感覚を完全に取り戻す前に合宿に臨むこととなり、本来の力を発揮しきれなかったと見られています。
現在は日本代表として活動中!
その後も川島悠翔選手は地道に調整を続け、2025年には再び日本代表メンバーに選出されました。
7月に行われたオランダ代表との強化試合では、約1年ぶりの実戦ながら、13リバウンドを記録するなど存在感を発揮。
ホーバスHCからも「リバウンド、ディフェンスも本当にすごかった」と高く評価されています。
彼の強みである200cmを超えるサイズと機動力、アウトサイドシュート力は、国際舞台でも通用する貴重な武器。
今後の代表活動やNCAAでのシーズンを通じて、さらなる飛躍が期待されています。
川島悠翔(かわしま・ゆうと)プロフィール
名前:川島 悠翔(かわしま ゆうと)
生年月日:2005年5月27日
年齢:20歳(2025年7月現在)
出身地:群馬県
身長/体重:203cm/97kg(※時期や情報により変動あり)
ポジション:パワーフォワード
出身中学:群馬大学教育学部附属中学校
所属クラブ(中学時代):NLG INFINITY(伊勢崎)
出身高校:福岡大学附属大濠高校(※2023年3月に中退)
海外留学歴:NBAグローバル・アカデミー(オーストラリア)
大学:シアトル大学(NCAAディビジョン1/アメリカ)
代表歴:
- 2021年:FIBA U19ワールドカップ(飛び級出場)
- 2022年:FIBA U16アジア選手権(得点王&MVP)
- 2022年:FIBA U17ワールドカップ(得点ランキング2位)
- 2023年:FIBA W杯アジア予選 Window6直前合宿招集(最年少)
- 2024年:FIBAアジアカップ予選・モンゴル戦で代表デビュー
- 2025年:日本代表メンバー選出、強化試合出場
家族構成:4人家族(父・母・本人・妹)
- 父:川島 隆翔さん(元社会人バスケットボール選手)
- 妹:川島 才佳さん(桜花学園高校所属、女子バスケ選手)
まとめ
日本バスケ界の未来を担う存在として、着実にキャリアを重ねてきた川島悠翔選手。
中学時代から全国レベルで活躍し、福岡大学附属大濠高校では1年生から主力としてウインターカップ優勝を経験。
高校3年を待たずに世界への挑戦を決意し、NBAグローバル・アカデミーを経て、現在はNCAAディビジョン1のシアトル大学で本格的な武者修行を続けています。
一時はケガや調整不足もあり代表メンバーから外れることもありましたが、2025年には再び日本代表として復帰し、強化試合では高いパフォーマンスを発揮。
2030年代の日本バスケ界を牽引する存在として、確かな一歩を踏み出しています。
ハーフや中国出身といった誤解もありますが、実際は純日本人で群馬県出身。
バスケ一家に生まれ、妹の才佳さんも桜花学園で活躍中という注目の兄妹です。
今後、国内外の舞台でさらなる飛躍が期待される川島悠翔選手。
“世界で戦える日本人パワーフォワード”として、その成長から目が離せません!
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